
近年、都市部だけでなく地方都市においても訪日外国人観光客の姿が日常的になっています。観光振興や地域活性化を担う地方公務員にとって、インバウンド対応は避けて通れない重要な職務の一つとなりました。窓口での案内から観光案内所の運営、さらには地域の魅力を英語で発信する広報活動まで、求められる役割は多岐にわたります。
しかし、急増する外国人観光客を前に「英語でうまく説明できない」「何から準備すればいいのかわからない」と不安を感じている職員の方も少なくありません。英語はあくまでコミュニケーションの手段ですが、最低限のフレーズや心構えを知っているだけで、現場での対応は驚くほどスムーズになります。
この記事では、地方公務員が直面するインバウンド対応の現状を踏まえ、現場で役立つ具体的な英語フレーズや効率的な学習方法を詳しくご紹介します。地域の魅力を世界へ伝えるための第一歩として、まずはできることから少しずつ取り組んでいきましょう。自治体全体の多言語対応を底上げするためのヒントを詰め込みました。

多くの自治体でインバウンド対応が急務となっていますが、現場の職員が抱える悩みは共通しています。まずは、どのような場面で英語が必要とされているのか、そしてどの程度の語学力が求められているのかを整理してみましょう。
地方自治体の窓口には、住民票の手続きやゴミの出し方の相談など、生活に密着した要件で外国籍の住民が訪れることがあります。一方で、観光課や文化財課では、観光スポットへの行き方や施設の利用ルールを尋ねられる機会が増えています。こうした場面で、専門用語を英語で説明することに苦労する職員は非常に多いのが現状です。
特に、日本の行政システムや独特の文化習慣を英語で正確に伝えるのは、上級者であっても簡単ではありません。しかし、全ての職員がネイティブ並みの英語力を身につける必要はありません。重要なのは、相手が何を求めているのかを理解し、簡潔な表現で必要な情報を提供することです。難しい語彙を使わなくても、中学レベルの英語で十分に対応できるケースがほとんどです。
また、英語が通じないことへの恐怖心から、消極的な態度になってしまうことが最大の障壁となります。笑顔で挨拶をし、身振り手振りを交えながら対応する姿勢を持つだけで、相手の安心感は大きく変わります。語学力そのものよりも、まずは「伝えようとする姿勢」を大切にすることが、円滑なコミュニケーションのスタートラインとなります。
インバウンド対応は、目の前の観光客を案内するだけにとどまりません。地域の観光資源を海外に向けて発信し、誘客につなげるための広報活動も重要な仕事です。自治体のホームページやSNS、観光パンフレットの作成において、英語でのライティング能力や翻訳のチェック能力が求められる場面が増えています。
自動翻訳ツールは進化していますが、地名や歴史的な背景、その土地ならではのニュアンスを正しく伝えるには、やはり人間の目による確認が不可欠です。誤った英語表記は、自治体としての信頼性を損なうだけでなく、観光客に誤解を与えてトラブルの原因になることもあります。自然な英語表現を学ぶことは、地域のブランディングを成功させるためにも極めて重要です。
さらに、海外の旅行会社やメディアとのやり取り、視察の受け入れなど、ビジネスレベルの英語が必要とされる高度な業務も存在します。こうした業務に対応できる人材は不足しており、組織全体として英語スキルを持つ職員を育成していくことが、これからの自治体経営における大きなテーマとなっています。
インバウンド対応において、英語力と並んで重要なのが異文化理解です。言語が通じても、文化的な背景の違いからトラブルに発展することがあります。例えば、撮影禁止の場所でのマナーや、温泉の入浴ルール、飲食店での予約キャンセルなどは、多くの自治体が頭を悩ませている問題です。
こうしたトラブルを未然に防ぐためには、単に英語でルールを列挙するだけでなく、なぜそのようなルールがあるのかを納得してもらえるように説明する工夫が必要です。相手の文化を尊重しつつ、日本のルールを丁寧に伝える調整力が、地方公務員のインバウンド対応には不可欠です。
また、災害発生時や急な体調不良などの緊急時対応も、公務員として重要な任務です。避難指示や病院の案内を英語で行うためには、平常時からシミュレーションを行っておかなければなりません。安心・安全な滞在環境を提供するための英語力は、もはやおもてなしの範疇を超えた、自治体としての責務であるとも言えるでしょう。
インバウンド対応では、流暢に話すことよりも「正確な情報を分かりやすく伝えること」が優先されます。難しい単語を避け、Yes/Noをはっきりさせたり、図解を併用したりする工夫を取り入れましょう。
具体的な英語のフレーズを覚えておくだけで、現場でのストレスは大幅に軽減されます。ここでは、自治体の窓口や観光地で頻繁に使う表現を厳選してご紹介します。これらをテンプレートとしてストックしておきましょう。
最初の挨拶がスムーズに行けば、その後のやり取りも円滑に進みます。まずは「Hello!」と元気に声をかけましょう。その後に「How can I help you?(どのようにお手伝いしましょうか?)」と続けるのが一般的です。これだけで、相手は自分の要望を話しやすくなります。
相手の言葉が聞き取れなかった場合は、遠慮せずに聞き返しましょう。「Pardon?」や「Could you repeat that, please?(もう一度おっしゃっていただけますか?)」と言えば、相手はゆっくり話してくれるはずです。また、「Please wait a moment.(少々お待ちください)」や「I’ll check that for you.(お調べします)」といった繋ぎのフレーズも重宝します。
担当者が別にいる場合は、「I will call the person in charge.(担当者を呼んできます)」と伝えます。これらの基本フレーズをカードに書いて、受付などに置いておくだけでも安心感が増します。完璧な文章でなくても、キーワードをはっきり発音することが伝わるコツです。
観光客から最も多く受ける質問は、目的地への行き方です。「Where is the train station?(駅はどこですか?)」といった質問に対し、指を差しながら「Go straight.(真っ直ぐ行ってください)」「Turn right at the next corner.(次の角を右に曲がってください)」と答える練習をしましょう。
所要時間を伝える際は、「It takes about 10 minutes on foot.(歩いて約10分です)」という表現が便利です。また、バスや電車の時間を教える時は、時刻表を指差しながら「The next bus leaves at 2 p.m.(次のバスは午後2時出発です)」と言うと確実です。数字の聞き間違いを防ぐために、紙に書いて渡すのも良い方法です。
おすすめの場所を聞かれたら、「I recommend ○○.(○○がおすすめです)」とシンプルに答えましょう。理由を添える場合は、「It’s famous for its beautiful view.(美しい景色で有名です)」といった定型句を使います。地域の見どころを3つほど英語で紹介できるようにしておくと、プロフェッショナルな対応に見えます。
窓口での手続きでは、「Fill out this form, please.(この書類に記入してください)」というフレーズが頻出します。どこに何を書くべきかを示す際は、「Write your name here.(ここに名前を書いてください)」と具体的に指し示しましょう。身分証明書の提示を求めるなら、「May I see your passport?(パスポートを拝見できますか?)」が適切です。
ゴミの分別や施設利用のルールを伝える際は、禁止事項を明確にする必要があります。「You cannot take photos here.(ここは撮影禁止です)」や「Please take off your shoes.(靴を脱いでください)」など、丁寧ながらもはっきりとした表現を使います。強い表現を避けたい場合は、「Please refrain from using cell phones.(携帯電話の使用はご遠慮ください)」といった言い回しも有効です。
手続きが完了した後は、「It will take about a week.(1週間ほどかかります)」と期間を伝えます。最後は「Have a nice day!(良い一日を!)」や「Enjoy your stay!(滞在を楽しんでください!)」と笑顔で見送ることで、自治体に対する好印象を残すことができます。
覚えておくと便利な3つのコツ
1. 主語と動詞をはっきりさせる(Who does What?)
2. 一文を短く区切る(Short sentences are better.)
3. 専門用語を避け、簡単な単語に置き換える(Use plain English.)

個人の英語力を高める努力も大切ですが、組織として多言語対応の仕組みを整えることで、より効率的でミスのないインバウンド対応が可能になります。自治体全体で取り組むべきポイントを見ていきましょう。
英語を話さなくても情報を伝えられる仕組みの筆頭が、視覚的な情報提示です。駅や市役所、主要な観光スポットの案内表示に、国際的に通用するピクトグラム(絵文字)を積極的に導入しましょう。トイレ、Wi-Fi、授乳室、避難場所などの表示は、言葉の壁を超えて瞬時に理解を助けます。
看板の多言語化については、英語だけでなく、訪日客数が多い地域の言語(中国語、韓国語など)を併記するのが一般的です。ただし、あまりに多くの情報を詰め込みすぎると視認性が下がるため、QRコードを活用して詳細な情報をウェブサイトに飛ばす手法も有効です。これにより、常に最新の情報を多言語で提供することが可能になります。
また、看板を設置する際は、ネイティブによるチェックを必ず通しましょう。直訳による不自然な表現は、意味が通じないだけでなく、SNSなどで「おかしな日本語訳」として拡散されてしまうリスクもあります。プロの翻訳者に依頼するか、地域のALT(外国語指導助手)や国際交流員(CIR)の協力を仰ぐ体制を整えておくことが賢明です。
属人的な対応にならないよう、組織内で「インバウンド対応マニュアル」を作成することをおすすめします。想定される質問への回答集(FAQ)を英語でまとめておけば、誰が窓口に立っても一定レベルの対応が保証されます。この際、カタカナで読み仮名を振っておくと、英語に不慣れな職員でも発音しやすくなります。
現場で特に威力を発揮するのが「指差し確認シート」です。日本語と英語(および他言語)が対照になっており、該当する項目を指で差すだけで意思疎通ができるツールです。「どこから来ましたか?」「目的は何ですか?」「気分が悪いですか?」といった項目を用意しておけば、緊急時にも慌てずに対応できます。
これらのツールは、一度作って終わりではなく、現場の声を聞きながら定期的に更新していくことが重要です。実際に聞かれた質問や、伝わりにくかった表現を蓄積していくことで、自治体独自の貴重な資産となります。デジタルツールとしてタブレット端末に集約するのも、スマートな対応として推奨されます。
自治体にはJETプログラムなどで来日している国際交流員(CIR)が配属されていることが多いです。彼らは言語のプロであるだけでなく、文化的な橋渡しの役割も担っています。インバウンド施策の企画段階からCIRを巻き込み、彼らの視点を取り入れることで、より外国人観光客の心に響くプロモーションが可能になります。
また、地域に住む英語が堪能な住民を「観光ボランティアガイド」として組織化するのも一つの手です。イベント時や観光シーズンに彼らの協力を得ることで、職員の負担を軽減しつつ、質の高いおもてなしを提供できます。住民がインバウンド対応に参加することは、地域全体の国際化マインドの醸成にもつながります。
ただし、ボランティアに頼りすぎるのは危険です。責任の所在や緊急時の連絡体制、最低限の接遇教育など、自治体側が責任を持ってマネジメントを行う必要があります。官民一体となった協力体制を構築することが、持続可能なインバウンド対応の鍵となります。
多言語対応の優先順位を決めましょう。まずは「命に関わる情報(避難・医療)」、次に「生活・交通の利便性」、最後に「おもてなし・観光情報」の順で整備していくのがセオリーです。
業務が多忙な公務員にとって、まとまった勉強時間を確保するのは至難の業です。しかし、日々の隙間時間を活用し、ポイントを押さえた学習を継続することで、確実に英語力は向上します。
漫然と単語帳を眺めるよりも、自分の業務で遭遇するシーンに特化した学習が最も効果的です。例えば、窓口で「健康保険の住所変更手続き」を説明する場面や、観光案内所で「1日乗車券の買い方」を教える場面を想定します。これらを自分で英作文し、何度も声に出して練習する「一人ロールプレイング」がおすすめです。
職場の同僚とペアになり、一人が観光客役、もう一人が職員役になって練習するのも非常に有効です。実際に声に出してみることで、自分がどの表現で詰まるのかが明確になります。職場の研修としてこうした時間を設けることができれば、組織全体の対応力向上にも直結します。
スクリプト(台本)を作る際は、「結論から先に言う」英語の論理構成を意識してください。日本語のように婉曲的な表現を英語に直訳しようとすると、かえって伝わりにくくなります。「You need to ○○ because □□.」のように、シンプルな構造で話す練習を積み重ねましょう。
スピーキング力を鍛えるには、実際に外国人と話す機会を作ることが一番の近道です。オンライン英会話サービスは、早朝や深夜でも自宅から受講できるため、不規則な勤務になりがちな公務員にも適しています。最近では「接客英語」や「観光英語」に特化したコースを用意しているスクールも増えています。
受講する際は、単に講師と雑談するのではなく、「今日は道を教える練習をしたい」「明日の視察受け入れの挨拶を添削してほしい」と目的を具体的に伝えることが上達のコツです。自分の業務内容を説明しようとすることで、必要な単語や表現が自然と身についていきます。
また、公務員向けの研修予算が利用できる場合もあります。自治体によっては、語学スキルの向上を奨励するための助成制度があるため、一度確認してみると良いでしょう。個人で学習するだけでなく、組織の制度を賢く利用して、自身のキャリアアップにつなげていきましょう。
「勉強するぞ」と机に向かうのではなく、日常生活の中に英語を組み込む工夫をしましょう。通勤の電車内や車内は、リスニング力を鍛える絶好の時間です。インバウンドに関するポッドキャストや、観光案内に関連するYouTube動画を聴き流すだけでも、英語の耳が養われます。
特に、自分が担当している地域の観光スポットを英語で紹介している動画やブログを探してみるのがおすすめです。「外国人の視点では、この場所がこう表現されるのか」という発見があり、実務に即した知識が得られます。また、スマートフォンの言語設定を英語に変えるのも、日常的に英語に触れるための簡単なテクニックです。
覚えたフレーズは、メモ帳やスマートフォンのアプリにまとめておき、いつでも見返せるようにしましょう。1日1フレーズ、15分程度の学習でも、1年続ければ大きな差になります。完璧主義を捨てて、「昨日の自分より一つ多くフレーズを知っている」という小さな成功体験を積み重ねることが継続の秘訣です。
英語学習のモチベーションを保つために、目標を具体化しましょう。「来月のイベントで英語で挨拶する」「今年中に電話対応を一人で完結させる」など、目の前の業務に直結した目標を立てるのが効果的です。
自力の英語学習と並行して、最新の翻訳ツールやAIを使いこなすことが、これからのインバウンド対応には不可欠です。技術の力を借りることで、言語の壁を低くし、より質の高いサービスを提供できるようになります。
近年、AIによる自動翻訳の精度は飛躍的に向上しました。DeepLやGoogle翻訳は、メールの作成や文書の読解において強力な味方となります。特にDeepLは、自然な言い回しに定評があり、広報文のドラフト作成などに適しています。一方で、Google翻訳は音声翻訳や画像翻訳(看板にかざして翻訳)に強く、現場での即時対応に向いています。
ただし、AIに頼り切るのではなく、「翻訳しやすい日本語(やさしい日本語)」を入力するスキルを磨くことが重要です。一文を短くする、主語を明確にする、二重否定などの曖昧な表現を避けるといった工夫をするだけで、翻訳の精度は劇的に高まります。「AIが正確に訳せる日本語」を書くことは、現代の公務員に求められる新しいリテラシーです。
また、機密情報の取り扱いには十分に注意してください。無料のオンライン翻訳サービスに入力した内容は、AIの学習データとして利用される可能性があります。個人情報や非公開の内部資料を翻訳する際は、セキュリティが確保された有料版を利用するか、自治体で導入されている専用の翻訳ツールを使用するようにしましょう。
ChatGPTなどの生成AIは、英語の文章作成を劇的に効率化します。例えば、「地元の祭りの見どころを、外国人観光客に興味を持ってもらえるようなキャッチコピーにして英語で5つ提案して」といった指示が可能です。これにより、ゼロから英文をひねり出す苦労から解放されます。
また、自分で書いた英文をAIに添削してもらうのも非常に有効な活用法です。「この文章をより丁寧なビジネス表現にして」や「観光客に親しみやすいトーンに書き換えて」と依頼することで、シーンに最適な表現を得ることができます。文法ミスだけでなく、文脈に合わせた自然な修正を提案してくれるのが生成AIの強みです。
さらに、AIを使って会話のシミュレーションを行うこともできます。AIに「観光客役」になってもらい、窓口でのやり取りをチャットや音声で練習するのです。これは、24時間いつでも利用できるプライベートコーチを持つようなもので、公務員の自習ツールとして非常に強力な武器になります。
窓口や観光案内所には、据え置き型や持ち運び可能な音声翻訳デバイス(ポケトーク等)を設置するのが一般的になっています。これらは、ボタンを押して話すだけで双方の言語を音声で出力してくれるため、英語以外の言語を話す観光客への対応にも柔軟に対応できます。
最近では、スマートフォンのアプリでも同等の機能を持つものが増えています。例えば、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が開発した「VoiceTra(ボイストラ)」は、観光分野の語彙に強く、多くの自治体や公共交通機関で導入されています。こうしたツールを職員が使いこなせるよう、事前に研修を行っておくことが重要です。
テクノロジーはあくまで補助ツールですが、これがあることで職員の心理的ハードルが下がります。「いざとなればツールがある」という安心感が、結果として外国人観光客への積極的な声かけにつながるのです。人と技術のハイブリッドな対応こそが、現代のインバウンド対応の理想形と言えるでしょう。
ツール活用の注意点
・翻訳結果を必ず「逆翻訳」して内容を確認する
・固有名詞(地名・施設名)が正しく訳されているかチェックする
・目を見て話すことを忘れず、ツールを間に挟むように使う

地方公務員が取り組むべきインバウンド対応と英語学習について解説してきましたが、最後に重要なポイントを振り返りましょう。インバウンド対応は、単なる語学の問題ではなく、地域をより良くするためのホスピタリティそのものです。
まずは、完璧な英語を目指す必要はないということを再確認してください。現場で求められているのは、流暢な発音よりも、困っている観光客を助けようとする誠実な態度と、分かりやすい情報提供です。中学レベルの基本フレーズと、指差しシートなどのツールを組み合わせるだけで、対応の質は劇的に向上します。
同時に、組織として多言語環境を整える「ハード」の整備と、職員のスキルアップを促す「ソフト」の育成を並行して進めていきましょう。生成AIや翻訳アプリといったテクノロジーは、もはや贅沢品ではなく必須の装備です。これらを賢く活用することで、限られた時間の中でも最大の効果を発揮できるはずです。
地域の魅力を最もよく知っているのは、そこで働く地方公務員の皆さんです。英語という翼を手に入れることで、その魅力は海を越えて世界中の人々に届くようになります。失敗を恐れず、今日からできる一言の挨拶から始めてみてください。あなたの丁寧な対応が、その観光客にとって「またこの街に来たい」と思える最大の理由になるかもしれません。